ネズミは繁殖力が高い生き物のため、見つけたら殺鼠剤や毒エサで巣ごと駆除するか、超音波や忌避剤を使用して追い出す方法で駆除しましょう。
住みついたネズミの駆除には、超音波より粘着シートや忌避剤、捕獲器での退治が効果的です。
忌避剤の効果には持続時間があるため、駆除後はフンの掃除と消毒、侵入口をふさぐことで再発を防止できます。
ネズミは放置しておくと、不快なだけでなく、家の劣化や健康被害などを引き起こす可能性もあります。
ネズミ被害の例
- 屋根裏からうるさい足音が続いて眠れない
- 屋根裏や床下の配線ケーブルをかじられて漏電する
- 柱や壁をかじられて家が劣化する
- 天井裏に糞や尿がたまり悪臭がする
- ネズミについたノミやダニが人間やペットにうつる
- ネズミがもっている菌によって食中毒などを起こす
こうした被害にあわないためには、すぐにネズミを駆除してしまわなければいけません。
しかし、家に住み着くようなネズミは運動能力や学習能力が高く、適切な対策を行わないと、駆除しきれなかったり、再発したりしてしまうため、駆除が難しいです。
特に、一度駆除に失敗したネズミは、プロの業者さえも手を焼きます。
そこで、どんなときにどんな駆除を行えば効果的なのか、詳しく紹介していきます。
ネズミの駆除・撃退を自分で行う方法
家に住み着いたネズミに対処するためには、「ネズミを殺したり捕まえたりして排除する方法」と「ネズミが自分から出ていくように仕向ける方法」の2つがあり、効果も異なります。
駆除の方法 | 効果 | 使用できる条件 |
---|---|---|
駆除・捕獲する方法 | 高い | ・大量のネズミが住み着いている場合 ・ネズミが住み着いてから時間が経ってしまっている |
追い出す方法 | 低い | ・ネズミを数匹見かけただけ ・ネズミの被害が始まって間もない |
駆除・捕獲する方法は、確実にネズミの数を減らすことができるため、効果は高いです。
一方追い出す方法は、ネズミによっては効かないこともあるため、効果が出ないこともあります。
ここからは、それぞれの方法について詳しく紹介します。
ネズミを駆除・捕獲する方法
- 毒餌・粘着シートなどの駆除グッズをネズミがよく出没する場所に設置する
- ネズミの死骸などを集め、燃えるゴミとして処分する
- 巣がある場合は撤去して消毒する
- 駆除した後は、金網やパテなどで侵入口となっている隙間を塞いで再発を防止する
ネズミを駆除・捕獲した場合、ネズミの死骸を探し出したり、生きたネズミを殺したりしなければいけません。
ネズミを処理する際は、ネズミの体についたノミやダニや、食中毒などを引き起こす菌がつかないよう、軍手の着用・消毒などを行う必要があります。
ネズミの巣や通り道も、同じように虫や菌が付着している可能性があるため、素手で触らずに消毒しましょう。
ネズミを追い出す方法
- 超音波や、臭いでネズミを遠ざける「忌避(きひ)グッズ」を、ネズミの出没場所に設置する
- ネズミがいなくなったことを確認し、侵入口を塞いで再発を防止する
ネズミに近づいたり触ったりしなくてもよいので、衛生面でのリスクを減らしつつ対策することができます。
作業自体も簡単なので、駆除・捕獲する方法に比べて手間がかかりません。
「ネズミを殺すのがかわいそう」と感じる人にもおすすめの方法です。
ネズミの被害場所別の対処方法
ネズミの被害がある場所によって、最適な対処方法・使用するグッズは異なります。
基本的に、室内には殺鼠剤や粘着シート・捕獲器などを使用し、屋外は捕獲器を設置するか忌避剤で対策をするのがおすすめです。
さらに、出没しやすいネズミの種類に合わせて駆除・撃退グッズを選ぶことで、より効果を高めることもできます。
被害箇所 | 屋根裏・天井裏 | 台所 | 床下 | 庭・畑 | 物置 |
---|---|---|---|---|---|
出没しやすいネズミ | クマネズミ | クマネズミ | ドブネズミ | ハツカネズミ | ハツカネズミ |
毒餌・殺鼠剤 | 〇 | 〇 | |||
粘着シート | 〇 | 〇 | 〇 | ||
捕獲器 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
超音波 | 〇 | 〇 | |||
燻煙剤 | 〇 | 〇 | |||
忌避剤 | 〇 | 〇 | 〇 |
ここからは、場所ごとの対処方法について、詳しく紹介していきます。
天井裏・屋根裏のネズミの対処方法
一戸建てで一番多いのは、屋根裏・天井裏での被害です。
屋根裏・天井裏に住み着く「クマネズミ」は警戒心が強いため、粘着シートや捕獲器を設置しても、すぐに効果が出ない可能性があります。
さらに、餌場ではなく運動場として利用されていることが多いため、通常の毒餌もあまり食べられません。
駆除のポイント
- 粘着シートや捕獲器を設置する場合は、1~2種間ほど触らずに放置してネズミの警戒心を解く
- 毒餌はその場で食べさせるタイプではなく、巣に持ち帰ることができる「投げ込みタイプ」にする
台所のネズミの対処方法
台所は、屋根裏に住み着いたクマネズミの餌場になっている可能性が高いので、毒餌での対処が最も有効です。
ただし、都市部に住むクマネズミは、通常の殺鼠剤に耐性がある「スーパーラット」に進化していることがあります。
毒餌を食べた形跡があるのにネズミの死骸が見つけられない場合は、スーパーラット専用の毒餌を使用しましょう。
駆除のポイント
- 毒餌以外で餌になりそうなもの(米・パン類、お菓子、ペットフード等)はガラスやプラスチックなどの容器にしまう
- 毒餌と合わせて粘着シートや捕獲器を設置する
床下のネズミの対処方法
床下に現れる「ドブネズミ」は、体長が20cm前後と大きく、排水路など湿った場所を好みます。
そのため、粘着シートでは捕まりにくいので、捕獲器の使用がおすすめです。
捕獲器を選ぶ際は、気性が荒くどう猛なドブネズミにかみつかれないよう、中身が見えないボックスタイプを選びましょう。
また殺鼠剤は、床下で死んだネズミの死骸を回収することが難しいため、避けた方がよいでしょう。
駆除のポイント
- 捕獲器は大型で中身が見えないものを使用する
- 捕獲器の使用が難しい場合は、燻煙剤や忌避剤でネズミを追い出す
庭・畑・物置のネズミの対処方法
庭・畑や物置に出没するネズミは、「ハツカネズミ」であることが多いです。
ハツカネズミは好奇心が旺盛で、体長10cm未満と小型なので、粘着シートでも捕まえることができます。
ただし、庭や畑などの屋外では粘着シートは効果が落ちるため、捕獲器を使用しましょう。
駆除のポイント
- シャッターと床の間など1cm程度の隙間があれば入ってきてしまうため、侵入防止を徹底的に行う
- 「敷地内にさえ入ってこなければいい」という場合は、忌避剤などでネズミの侵入を防ぐ
自分でネズミの駆除・捕獲ができるグッズ
ネズミの駆除・捕獲ができるグッズは大きく分けて「殺鼠剤・毒餌」、「粘着シート」、「捕獲器・ネズミ捕り」の3種類があます。
駆除・捕獲グッズ | メリット | デメリット |
---|---|---|
殺鼠剤・毒餌 | ・まとめて何匹も駆除できる ・巣にいるネズミも退治することができる | ・すぐに効果が出ない(設置後3日~1週間ほどかかる) ・どこで死んでいるかわからないため、死骸を探して処分しなければいけない ・ペットや赤ちゃんが誤飲すると命の危険がある |
粘着シート | ・2~3シート設置して1~3匹捕まえることができる ・1つあたりの価格が安い(150円~) ・ネズミ以外の害虫なども退治できることがある | ・クマネズミは警戒心が強いため罠にかかりにくい ・ドブネズミは体が大きいため剥がれてしまうことがある ・ペットなどに誤って貼りついてしまう危険がある |
捕獲器・ネズミ捕り | ・捕獲器によっては、3・4匹捕まえることができる ・大きなネズミや汚れたネズミも捕まえることができる ・薬剤を使用しないので、ペットや赤ちゃんがいる家庭でも使いやすい | ・クマネズミは警戒心が強いため罠にかかりにくい ・ネズミが生きている場合、殺処分しなければいけない ・粘着タイプに比べると値段が高い |
毒餌・殺鼠剤
殺鼠剤の種類には、粉末タイプと薬剤タイプの2つがあります。
- 粉末タイプ…餌になる食べ物と混ぜて毒餌を作る
- 薬剤タイプ…毒餌を設置したり投げ込んだりして使う
多くの殺鼠剤はゆっくり効き目が出てくる「遅効性」なので、住み着いたネズミを丸ごと駆除することができます。
屋根裏・天井裏のネズミを駆除したい場合は、ネズミが巣に持ち帰って食べることができる「投げ込みタイプ」の使用がおすすめです。
ネズミが殺鼠剤を食べない・食べても死なない場合は、「リン化亜鉛」や「ジフェルアロール」という成分が入った、スーパーラット専用の殺鼠剤を使用しましょう。
毒餌・殺鼠剤でネズミ駆除をする方法
毒餌・殺鼠剤で駆除をするときは、台所やゴミ捨て場など、ネズミの餌場になっている場所に設置します。
魚肉ソーセージやチーズなどネズミの好物と混ぜたり、ソースなど味や臭いの濃い調味料を薬剤にかけたりすると効果的です。
最初に毒を食べてから3日~1週間ほどかかることもあるため、設置してしばらくは放置しましょう。
毒餌・殺鼠剤のおすすめ商品
強力 デスモア ネズミ駆除剤 [30gx4セット入]
薬剤タイプの殺鼠剤で、エサを作る手間なく、そのまま設置することができます。遅効性なので、ネズミに全く警戒心を起こさせず、たくさんのネズミを駆除できます。
スーパーラット・バスター
「リン化亜鉛」を配合しているので、スーパーラットにもおすすめです。少量で高い致死効力があり、食べれば数時間で死にます。袋ごとそのまま置けるので、薬剤に直接触れず、手軽に使うことができます。
粘着シート
粘着シートは、土台が紙とプラスチックの2種類があります。
紙タイプのほうが安価で処分もしやすいですが、設置場所が汚れたり濡れたりしている場所では、プラスチックタイプのほうが有効です。
また、折り畳みができるタイプは、畳んでしまえばネズミの死骸が露出せず、処分しやすいのでおすすめです。
粘着シートでネズミを駆除する方法
粘着シートは、「ラットサイン(ネズミがよく通ることで黒く汚れた場所)」の付近に設置すると捕まえやすくなります。
粘着シートを設置するときは、ネズミが飛び越えることができないよう、隙間なく敷き詰めましょう。
また、ネズミの体についたホコリや油を落とすために、粘着シートの周りに新聞紙などを敷いておくと効果的です。
粘着シートのおすすめ商品
業務用粘着式ネズミ捕り プロシートA 1箱(20枚入) 耐水性シート
耐水性のシートで、水で濡れている床などに置くこともできます。粘着力が強いため、乗り部分が他のものやペットなどにつかないよう、注意が必要です。折り曲げて使用することもできるため、狭い隙間などがネズミの通り道になっている場合にも使用できます。
高性能ネズミ捕りシート(完全耐水)トザックス
一度くっつくと引き込む力が強い、超協力粘着剤をしよう。従来のような紙のシートではなく完全耐水プラスチックシートで、水や油のある場所でも問題なく使用できます。薬品は使用していないので、毒性はありません。
捕獲器
ネズミ捕獲器には、ネズミをバネではさむタイプや、箱やカゴで捕らえるタイプの罠があります。
中身が見えない箱タイプは、捕まえたネズミを直接見ることなく処分することが可能です。
さらに、既に捕まっているネズミが見えないので、ネズミが罠だと学習しにくく、一度に何匹も駆除できるため、おすすめです。
捕獲器でネズミを駆除する方法
ネズミ捕りを設置する際は、ネズミの通り道に置いたり、ネズミ捕りに餌をしかけて餌場に設置したりするのが有効です。
設置して2~3週間たっても効果が出ない場合、置き場所や餌を変えてみましょう。
誘引用の餌に毒を混ぜておけば、捕獲したネズミを自分で殺処分する必要がなくなります。
粘着シートのおすすめ商品
本格的ネズミ捕り器 チュートルマン
酪農家、精米所などから「数百匹以上捕れた」という報告が多数あるというほどの実力。ワンタッチでセットすることができるため、準備なども必要ありません。箱が不透明のタイプのため、ネズミの姿を見ることなく、処分することができます。
ネズミ駆除が難しければ業者に依頼
ネズミを家から追い出すことができる退治グッズも、大きく分けて「超音波装置」、「忌避剤・スプレー」「燻煙剤」の3種類があります。
退治グッズは、ネズミが快適に生活できない環境を作り出すもので、ネズミに直接害を与えるわけではありません。
そのため、ネズミを見たり触ったりする必要がない反面、家に住み着いて長いネズミには効きにくいという特徴があります。
退治グッズの使用は、ネズミの被害が始まって日が浅い場合におすすめです。
退治グッズ | メリット | デメリット |
---|---|---|
超音波装置 | ・1~2週間ほど継続して使用することでネズミを追い出すことができる ・薬剤を使用しないので、不快な臭いもなく、小さい子供がいる家庭でも使いやすい | ・鈍感なネズミには効果が低い ・2か月以上使用すると、ネズミが慣れて戻ってくることがある ・他のグッズに比べて金額が高い ・人やペットにも音が聞こえてしまう場合がある |
忌避剤・スプレー | ・忌避剤に慣れていないネズミであれば追い出す・寄せ付けないことができる ・使用方法が簡単 ・ネズミが入ってこないように防ぐ、予防の役割もある | ・都市部などに住む忌避剤に慣れたネズミには効果が低いことがある ・製品によっては臭いが強く不快に感じることがある |
燻煙剤 | ・一時的にネズミを追い出すことができる ・自分では見つけられない隙間からも煙が侵入し、ネズミを追い出すことができる | ・しばらくするとネズミが戻ってくることがある ・人によっては薬剤などの臭いが気になることがある ・事前に準備をしたり、使用中は部屋に立ち入れなかったりなど、手間がかかる |
ここからは、それぞれのグッズについて詳しく紹介していきます。
捕獲器
ネズミなど動物にだけ聞こえる超音波を発生させ、ネズミを追い出す機械です。
「コンセントにさして使うタイプ」と「電池・充電タイプ」の2種類があります。
製品ごとに効き目が得られる範囲が異なるため、ネズミが出没する場所と置きたい場所に合わせて選びましょう。
超音波でネズミを退治する方法
有効範囲が広いタイプであれば、1個設置するだけで家全体に超音波を届けることができます。
ただし、超音波は柔らかいものに吸収されてしまうという性質があるため、断熱材などで遮られる場合は、複数台使用しましょう。
数種類の音波をランダムに発生させる装置は、ネズミが慣れにくいのでおすすめです。
超音波装置のおすすめ商品
NEARPOW (ブラック)
4種の超音波だけでなく、電磁波も使用して、ネズミが心地よく生きられない環境を作ります。コンセントに差し込んで使用するタイプで、電池や充電が必要ありません。ネズミを追い出すには、3~4週間ほど続けて使用するのがおすすめです。
忌避剤
ネズミ忌避剤は、スプレータイプと据え置きタイプの2種類があります。
どちらも、ネズミの嫌いなハーブやネコなどの臭いを発することで、ネズミを追い出します。
忌避剤でネズミを退治する方法
スプレータイプは、狭い隙間やネズミの侵入口となっている場所に直接噴射します。
据え置きタイプは、屋根裏や床下など、ネズミのたまり場となっている場所に置いて使用します。
超音波や燻煙剤など、他の追い出しグッズと併用することで、より効果が高まります。
超音波装置のおすすめ商品
ネズミのみはり番 追い出しジェット ネズミ用忌避剤
ネズミの嫌いな天然ハーブと、ネコのニオイ成分を配合しているので、ネズミの追い出しや定着防止に効果的です。噴射力も強いため、天井裏や床下などの奥までしっかり届きます。すき間ノズルもあるので、手が入らない狭いすき間にも使用が可能です
燻煙剤の特徴・効果
燻煙剤は超音波やスプレーと同じように、ネズミを追い出すための道具です。
害虫用の「バルサン」などでは効果が薄いため、ネズミ専用の燻煙剤を使用しましょう。
忌避剤でネズミを退治する方法
床下や屋根裏など、密閉されていて、人があまり立ち入らない場所で使用するのがおすすめです。
燻煙剤を使用する際は、バルサンなどと同じように、使用中に部屋の中へ入ったり、煙が食品についたりしないように注意してください。
使用後は忌避剤を設置したり侵入経路を塞いだりして、継続的にネズミ対策を行いましょう。
超音波装置のおすすめ商品
ネズミ一発退場 くん煙タイプ ネズミ用忌避剤 [10g]
ただの煙だけではなく、ネズミの嫌がる天然ハーブの香成分も入っているので、よりネズミを追い出すのに役立ちます。また、殺鼠剤ではなく水を使用しているので、比較的安全に使用することが可能です。
ネズミの再発を防止する方法
ネズミを駆除したり追い出したりした後は、再発防止の対策を必ずしなければいけません。
ネズミは一度いなくなっても、住むのに便利で居心地の良い場所であれば、また戻ってくるからです。
再発防止対策は、「ネズミを家の中に入れないこと」と、「家をネズミにとって居心地の良くない場所にすること」の2つがポイントです。
ネズミの防除対策
- 配管の隙間や・通気口・壁にできた隙間などを、パテや金網で塞ぐ
- 屋根や外壁の点検をして、劣化がある場合は補修をする
- 餌になるものをガラスやプラスチック製の容器にしまう
- 巣材にされやすいダンボールや新聞紙を処分する
ネズミは、種類にもよりますが、1~2cmほどの隙間があれば侵入できてしまいます。
特に、キッチンの配管まわりや壁の通風孔、エアコンのダクトなどに隙間がないか、徹底的に調べて隙間を埋めましょう。
ネズミの餌になりやすいのは、米やパンのほか、イモなどの根菜、お菓子、ペットフードなどです。
戸棚にしまう場合でも、ネズミが食い破ることができない容器にしまっておきましょう。
完璧にネズミの駆除がしたいなら業者に依頼する
ネズミ駆除は、自分で行う以外にも、業者に依頼することもできます。
駆除業者は、市販品よりも効果的な駆除グッズを使ったり、ネズミの習性を熟知して効率的に罠を設置したりするため、より確実にネズミを退治することができます。おすすめネズミ駆除業者を見る
業者に依頼するメリット
- 素人ではわかりにくいネズミの通り道や侵入経路を見つけて対策ができる
- 数週間~数か月かけて、住み着いたネズミを一掃できる
- 正しい知識で清掃・消毒を行ってくれるので感染症などのリスクが少ない
しかし、ネズミ駆除業者の中には、ずさんな作業をしたり、不要な作業を行って高額な費用を請求したりする、悪徳業者も存在します。
たくさんある業者の中から、優良業者を見つけるのは手間がかかりますし、探している間にもネズミはどんどん増えていきます。
まとめ
ネズミの駆除は、大きくわけると駆除・捕獲をして数を減らす方法と、ネズミにとって嫌な環境を作って追い出す方法の2つがあります。
確実にネズミを撃退したい場合は駆除・捕獲を行いましょう。
駆除・捕獲をする方法は、感染症などのリスクや死骸の処分などの手間が発生します。
リスクや手間を減らしたい場合は、ネズミを追い出す方法がおすすめです。
ただし、ネズミを追い出す方法は効果が薄いので、確実にネズミがいなくなるとは限りません。
自分で駆除するのが難しいと思った場合は、すぐに業者に依頼しましょう。
ネズミは繁殖力がとても高いので、放置するとすぐに増えてしまい、さらに駆除が困難になってしまう可能性があります。
ネズミがいなくなった後は、侵入経路を塞いだり、エサになりそうなものをしまったりなど、再発を予防する対策をおこないましょう。
ネズミ駆除に関するよくある質問
ネズミ駆除を自分で簡単にする方法は?
ネズミ駆除は捕獲殺傷して数を減らす方法と、ネズミが嫌がる環境を作って追い出す方法の2つがあります。まず、家の中にネズミの餌になりうる食べ物を出しておかないようにします。それから、粘着シートを被害があった場所に置き駆除を行いましょう。被害はないものの足音や鳴き声から家にネズミがいると分かっている場合は、燻煙剤など広範囲に使える駆除グッズを使うのがおすすめです。
ネズミの駆除方法については「ネズミの駆除・撃退を自分で行う方法」で確認できます。
ネズミを見つけたらどうすればいい?
ネズミを見つけた場合はまず近くに食害や糞尿の汚れなどの被害がないか確認しましょう。被害状況を写真で撮っておくと、後々駆除業者に依頼した場合にも役立ちます。
被害場所別のネズミの対処法は「ネズミの被害場所別の対処方法」で説明しています。
ネズミを撃退するグッズにはなにがある?
ネズミの駆除や捕獲ができるグッズは大きく分けて「殺鼠剤・毒餌」「粘着シート」「捕獲器・ネズミ捕り」の3種類です。どれもホームセンターやインターネット通販で購入することができ、手軽に使用できます。撃退グッズにはそれぞれ特徴や場所による向き不向きがあるため、特徴を確認しましょう。
ネズミ対策グッズについては「自分でネズミの駆除・捕獲ができるグッズ」で説明しています。
ネズミ駆除を業者に依頼するメリットは?
ネズミは繁殖力が高いため、素人では完全駆除するのが難しい生き物です。業者に駆除を依頼すると費用はかかるものの、素人が見過ごすネズミの侵入経路への対策ができ、住みついたネズミを一掃することができます。被害が酷く何度も再発をしている場合や、市販のグッズで効果が出なかった場合は業者に依頼することで安全かつ徹底した駆除をすることができます。